
■ 概要
内部統制報告制度(いわゆるJ-SOX)が施行されて、10年以上経過しました。評価分野の中でよりテクニカルでわかりにくいIT統制。前任者の実施した評価作業の焼き増しになっており、その手続を実施する目的がわからないまま、今さらその趣旨を聞きにくくなってしまったケースも耳にします。一方で企業が置かれているシステム環境の変化に合わせて、さまざまなセキュリティリスクが発生し、その評価手続手法もアップデートされています。
今回のセミナーでは、IT全般統制を中心とした各評価項目について、なぜその評価手続を実施するのかといった観点を解説します。合わせて、大手企業や大手監査法人で実施されている効率的、効果的なIT統制の手法、よくある不備事例とIT業務処理統制との関連についてお話します。
■ 対象者
以下のような方に好適なセミナーです。
・上場企業で新たにIT統制評価担当部署に配属された方
・上場準備企業で今後IT統制を構築される担当の方
・数年IT統制評価を担当しているが、評価趣旨がわからないままルーチーン作業となってしまっている方
・将来のためにIT統制評価の基礎を知りたい方
■ 主な内容
IT全般統制の主な評価項目について、
・評価する趣旨や介在するITリスク
・効率的、または、効果的な手続手法例
・よくある不備事例とIT業務処理統制への影響
■講師略歴
神崎 時男氏
アーサーアンダーセンにて、ERPシステム導入コンサルティングに従事。その後、メンバーファームである朝日監査法人(現あずさ監査法人)に転籍し、会計監査部門を経由してIT監査部門に配属。J-SOX施行を前にした黎明期の監査法人内部のIT監査部門において、数多くのIT統制監査を実施するとともに、監査法人で利用するIT統制監査ツールの開発プロジェクトリーダを務める。
2008年に公認会計士神崎時男事務所、その後、株式会社オーディターを設立。IT監査他、J-SOX導入コンサルティングなどを数多く手掛ける。監査法人時代も含め、これまでにIT統制監査、IT内部統制評価、構築支援を実施したクライアント数は数百社にのぼる。
・日本公認会計士協会東京会IT委員会元委員長
・日本クラウドセキュリティアライアンス(CSAJC)監事
・日本IT会計士連盟元理事
(主な著書)
CAAT(コンピュータ利用監査技法)を用いた監査手続事例と事業会社での活用について(日本公認会計士協会東京会)
次世代監査~ 近い将来のI T を活用した監査手法から人工知能(AI)による監査の可能性までを視野に入れた考察~ (日本公認会計士協会東京会)
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